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全額的な歯科矯正治療と部分矯正治療について
最近のインターネットでの検索においてニーズの上位に来ている1)全額的な歯科矯正治療について少し分かりやすく解説していきたいと思います。
その中でも特に検索されていてニーズの高い2)部分矯正治療についても解説していきます。
矯正治療には、実は様々な区分があり子供の矯正治療(一期治療)、と大人の矯正治療(二機治療)に分かれています。
更に大人の矯正治療のなかでも基準となる分類がありますが、咬合の分類について説明いたします。
歯科での不正の咬合分類は一般的にはAngleの分類という尺度を用いて分類いたします。
まずは正常な咬合のことを1級関係の正常咬合といいます。
1)全顎的な矯正治療について
正常咬合は、見た目がきれいなだけでなく、上下の歯が次のようになって正しく噛み合っている状態です。
矯正治療では、このような状態を治療のゴールとして目指します。
●上下の前歯の中心(正中)がまっすぐ揃っている。
●奥歯の噛み合わせは、上下が半歯ずつずれて、歯車が噛み合うようにジグザグに噛み合っている。
●前歯は、上の歯が下の歯より2~3ミリ前(外側)に出ている。
●前歯を噛んだときに、上の歯が下の歯に2~3ミリ重なっている。
2級関係の咬合(上顎前突)、3級関係の咬合(下顎前突)と大きく分けて3種類の咬合に分類されるわけですが、その中でも歯並びがガタガタな叢生、歯並びに隙間のあるのある離開と、咬合していない開咬という状態に分けることで上記の1級の正常咬合を目指して治療計画を立てていきます。
2)部分矯正治療について
それに対して全体の矯正治療ではなく部分的な矯正治療についての説明としては下記の説明となります。
・部分矯正とは
口全体ではなく、特定の歯やエリア(前歯や奥歯など)のみを矯正する治療法です。
・治療対象
前歯の隙間や軽い歯の重なり、奥歯の軽度なズレなど、比較的小さな歯並びの問題を対象にします。
・治療期間が短い
全体矯正に比べて、部分矯正は早く終わることが多く、通常数ヶ月〜1年ほどです。
・コストが抑えられる
矯正する歯の範囲が小さいため、費用が全体矯正より安くなることが多いです。
・見た目への影響が少ない
矯正器具を目立ちにくくする方法(透明のブラケットや裏側矯正など)も選べることがあり、日常生活での見た目に配慮した選択が可能です。
・適用範囲が限定される
部分矯正は、軽度な歯並びの問題にのみ対応できるため、全体的な咬み合わせや大きな問題には適用できない場合があります。
歯のエナメル質を部分的に(0,2~0,5mm) 削合しなければならない場合がほとんどである為、歯を全く削りたくないという患者さんには難しい場合があります。その際の歯の削合のことをディスキングともいいます。
・歯科医の判断が重要
部分矯正が適しているかどうかは、専門の歯科医による診断が必要です。
しかし、実は部分矯正の診断は難易度が高く、診断を間違えるといい結果には当然なりませんので経験豊富なドクターによる診断と治療計画が重要になってきます。
部分矯正だから簡単だと思いがちなのですが、実は部分矯正では正常咬合への治療ゴールを目指せない場合があり、そうなるとやはり全体矯正の方が将来的な咬合の安定と長く治療結果を維持させることにつながることが多々あります。
よって安易に治療できるものと考えずにしっかりとした診断の元に先生と十分に納得のいくカウンセリングを受けて治療をスタートさせましょう!!!
当クリニックはワイヤー矯正を20年以上の経験と実績を持ち今はマウスピース矯正に特化した治療で患者さん満足にこれからも貢献していきたいと思います。
無料相談も行なっていますのでぜひ相談だけでも来院お持ちしています。
医療法人徳治会 モトキデンタルクリニック
理事長 石川 太樹